WordPressで固定ページと投稿を使い分ける最適な方法!SEOにも効果的なカテゴリーと階層構造の作り方
いよいよサイトを作り始めるまでの準備が終わりました。
まずデザインをいじりたくなる気持ちが湧いてきますが、まずどのようにサイトを構成していくかを考えましょう。
WordPressの画面を見たらコンテンツの種類や使い方が大体わかった!という方は読む必要はありませんが、より良い活用の仕方やおすすめのプラグインも紹介していきます。
適当に流し見して、強調されている部分を見つけたらぜひ読んでください。

WordPressでコンテンツを作成する際の分類と活用の仕方
どのようなサイトを作るかにもよりますが、サイトに入れていくコンテンツは以下に大きく分けられます。
ウェブサイトに常に表示されるページで、常にサイトメニューやトップページからのリンクによって同じ場所に固定されるページです。
他のページとの関連性はなく独立しているため、サイトメニューや他ページからのリンクを作る必要があります。
投稿ページと違い、古い情報が流れてしまうことはありません。サイト(企業や個人など)の情報やユーザーにとって常に必要な情報などを表示します。
RSSフィードなどに表示されることはないため、発信していきたい情報よりは訪れた人に受け取ってほしい情報を表示するのに向いているとも言えます。
- トップページやサイトマップ
- 会社概要やプロフィール
- お問合せや予約フォーム
- 記事や商品の一覧ページや検索ページ
- ご利用案内や利用規約、ヘルプページ
最初に着手するのは固定ページです。サイトの構成の基になるので、どのようなページが必要かを始めに考えておくと良いです。
ユーザーがサイトを訪れた際の動き(トップページからどのように自分が見てほしいページに誘導するか)を考える際にも固定ページの働きが重要です。
トップページやアーカイブなどの見てほしいコンテンツをまとめたり誘導するためのページと、会社概要やお問合せなど独立したページの二種類の使い方に分けられますね。
投稿ページは、投稿の種類やカテゴリー、タグなどで分類することができます。カテゴリー・タグ・月毎など様々な条件でアーカイブ(一覧表示)でき、管理・検索することができます。
常に更新されていく情報や、沢山のコンテンツを一括で管理したい場合に向いています。
検索キーワードをカテゴリーに含めると、そのカテゴリーに属する複数の記事によってアクセスの優位にたつことができます。
表示したい投稿ごとのテンプレートを作っておけば、同じフォーマット(形式、デザイン)で複数の投稿を投稿することができるため、いちいちデザインする必要がありません。
- ブログやコラムなどの記事
- 画像や作品、不動産情報や商品、店のメニューなど分類や検索したい情報
- スタッフ紹介やお客様の声、よくある質問などまとめて同じ情報の集まり
- お知らせなどの常に更新されていく情報
投稿の特徴をとらえ、固定ページではなく投稿として作成したほうがいい情報を見極めるようにしましょう。
同じような情報を複数作成する場合は、数が少なかったり更新頻度が多くなくても投稿で作成したほうが後々楽になります。
上手く活用すれば様々な情報に使うことができるので、投稿=記事という考えは捨てて柔軟に考えましょう。
投稿の種類・分類・フィールド(入力項目)は自由に増やせる
デフォルトでは投稿しかありませんが、カスタム投稿といって別の投稿の種類を自由に作成することができます。
不動産サイトであれば、一軒家とマンションを別のカスタム投稿で作成するといった使い方が出来ます。
よくある使い方だと、カスタム投稿でお知らせを追加することなどが考えられますね。
作成したカスタム投稿では、タイトルと本文だけではなく、値段や商品情報といった入力項目を自由に追加して、記事作成画面にフィールドを増やすことができます。
カテゴリーの数も追加することができるため、値段のカテゴリー・商品タイプのカテゴリーと複数に分けて検索や一覧表示などに活用できます。
カスタム投稿については別記事で詳しくまとめますが、そのようなことができるということを知っておきましょう。
サイドバーやフッターなどに、コンテンツ(サイトの内容部分)に補足する形で追加することができるコンテンツのこと。
テーマやプラグインでそれぞれ様々なウィジェットが用意されていて、外観のカスタマイズ画面などで追加・編集することができる。
トップページと投稿ページ、それぞれの固定ページなどで別のウィジェットを表示することもできる。
サイドバーのウィジェットでは、ページと共にスクロールされる場合と、スクロール固定(ページがスクロールされてもウィジェットは動かない)にする場合がある。
- カテゴリーやタグ、アーカイブの表示
- サイト内検索や詳細検索の表示
- お問合せ情報やプロフィールの表示
- 他ページへのリンクやSNSボタン
ウィジェットは
から 、 でページに追加することができる。プレビューが見えているページに表示されるものに加えて、すべてのページに表示されるもの、同じ投稿タイプの記事に表示されるものなど種類があるので、追加する際は注意。
プレビューを見ながら作成することができるので、気になったものは試しに追加して確認してみましょう。
サイト内で必要なページを探しやすくしたり、お問合せページに誘導したりするなど、ユーザーエクスペリエンス(サイトの訪問者にとってのサイトの使いやすさ)に重要な役割を担っています。
ランディングページや1カラムにした場合はサイドバーウィジェットが表示されないので、コンテンツと基本のデザインを考えてからウィジェットについて考えるようにしましょう。
トップページスライドショー・トップページPRブロック
Lightningにはトップページで自社(自分)をPRするためのデザインが用意されています。
テキストや画像、リンク先を入力するだけで本格的なスライドショーや良いデザインのコンテンツを作ることができるため、自分ですべてデザインする場合でなければ導入してみましょう。
の からそれぞれ編集することができます。[anchor name="menu"]メニュー・親ページと子ページの階層構造・カテゴリーを活用したサイトの構造
それぞれのコンテンツをただ作成しただけでは、ユーザーが必要なページを見つけることができません。
サイト全体を内容ごとに分け、それぞれのページ繋げて必要な情報を見つけやすくしていきましょう。
サイトメニューの編集
サイトのページを作成したら、サイトメニューを作ります。
ページが少ない場合はそのままでも構いませんが、5~8ページ以上のサイトではドロップダウン(マウスを載せたり、クリックすると下層のメニューが出てくる)を使ってメニューをカテゴリーや目的毎に分けると良いでしょう。
ユーザーが目的のページを見つけやすいような構成にすることが大切です。
サイトメニューは
から で編集することができます。サイトメニューは表示する場所によって複数作ることもでき、表示場所などは
の から でプレビューを見ながら編集すると良いでしょう。サイトメニューだけではなく、サイト内リンクを作る
最近ではモバイルのアクセスが半数以上を占めており、スマホのサイトではサイトメニューを使う習慣がない人も多くいます。
サイトメニューだけでページを移動してみてもらおうとせず、トップページに他のページに移れるボタンやメニューを設置したり、それぞれのページに関連ページへのリンクを設置するなどの工夫が必要です。
親ページと子ページを使ったサイトの階層構造の使い方
親ページと子ページの設定を行うと固定ページに階層構造を持たせることができます。
投稿と違って固定ページは通常独立しているものですが、階層構造を持たせることによって関連をわかりやすくすることができます。
固定ページの数が多いときには活用しましょう。
親ページ/子ページの活用方法
- 長すぎるコンテンツの概要を親ページにまとめ、子ページで詳しく説明するなど、長いコンテンツを分けたい場合
- 支社や支店のページなど、同じような内容の固定ページを投稿のように一覧表示したい場合
- 会社概要やご利用案内などの親ページを作り、アクセスや店舗レビューなどの内容ごとに子ページにするなど、同じ目的を持つ情報を一つのページに集めたい場合
ここでおすすめしているWordPressテーマのLightningでは、親ページと子ページという階層を持たせることによって関連するページをリンクさせる様々な機能が使えます。
親ページをつくったら、子ページで固定ページの編集画面にあるページの属性のボックスで親ページを選択し、必要であれば順番を設定します。
本文の下にある挿入アイテムの設定で、親ページで子ページ一覧の表示や、 子ページで現在のページの先祖階層からの子ページリストを表示を設定できます。
この設定だけで、自動でリンクと概要文付きのボックスが固定ページの下部に表示されるため、難しい知識がなくてもコーポレートサイトのようなデザインが作れるんです。
子ページ表示用のウィジェットもあるので、サイドバーなどにも表示させることができます。
効果的なカテゴリー(カスタムタクソノミー)の作り方
カテゴリーは同じような内容の投稿を一覧表示したり、関連する内容の投稿を表示するための分類です。
カスタム投稿ではカスタムタクソノミーといいます。
同じカテゴリーに属する記事は、すべて合わせてカテゴリーのキーワードで検索上位に表示されるための財産になります。
サイトのターゲットになるユーザーから検索されるキーワードを意識して、投稿をカテゴリー分けしていきましょう。
無駄にカテゴリーを増やすことは避け、同じような記事の内容を集められるようなキーワードのみでカテゴリーを作ります。
例)https://saya-to.com/wordpress/seo/
WordPressについて知りたいユーザーがWordPressに関する記事をまとめて見ることができます。
WordPressについての記事が沢山あることで、seoというキーワードのみではなく、WordPressのキーワードでの検索順位が影響して検索順位の評価に含まれます。
サイトの完成図を考える
とにかく編集して作ってからサイト構造を整えるのも一つの手ですが、まず最初にどのようなページが必要かを考え、投稿の種類を考え、それらをどのようにサイトとして構成していくかを考えておくと作業がスムーズになります。
絵にして書いてみたり、必要なページをメニュー構造も含めてメモしておくなど、完成図をある程度作っておきましょう。
デザインや内容はあとからでも変えやすいですが、投稿で作るべきだったところを固定ページでいちいち作成していた…などのミスがあると後が大変。
サイト作りは計画的に!