WordPressの投稿が消えた!?過去記事やカスタム投稿が知らない間になくなってる原因と対策

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何記事かいたかなぁなんて記事数を確認したら、どうもおかしい……

以前よりも記事数がわずかに減ってる!?あれ、あの投稿どこ行った!?

確認してみると、記事が忽然と消えていて、ゴミ箱にも下書きにもなく、まるで最初から存在していなかったかのようになっています。

最近編集したわけでもなく、新しいプラグインを入れたわけでもプラグイン設定を変えたわけでもないので、操作ミスではありません。

そんな超原因不明の場合の原因と対策がやっとわかったので書いておきます。

※ちなみに私の場合消えたのはカスタム投稿でした。

本当に原因不明の場合はWordPress更新が原因!

  • 最近編集したわけでもない記事が気が付くと消えている
  • 消えているのは過去記事で、消えた時期が不明
  • 大量の記事ではなく、1~3/100 記事くらいが消えている
  • 思い当たる原因がない

上記の条件にあてはまる場合は、この記事が役に立つはずです。

記事が突然消えている現象は以前から数か月に1回とか、1年に1回とかの頻度で確認されていたのですが、調べてみても原因が全然わかりませんでした。

プラグインでの誤操作が原因との解説記事はありましたが、私はそのプラグインは使っていません……。

バックアップは取ってあったので、インポートして復帰させて仕方なく放置していたこの問題。

今までの記事はアクセス数も少ない過去記事だったため、消えている事に気付いたのが1週間以上経っていてわけがわからなかったのですが、今回ようやく早めに気付くことができ、原因が解明しました。

WordPressの更新をおこなったタイミングでした。

普通に更新作業を行っただけで、私はWordPressを信頼しきってしまっていたため、確認もせずポチっと更新しただけで作業終了。

さかそのせいで記事が消えていたなんて……。

検索流入が主なためアクセス数のみで記事が消えて404エラーになっていることを確認するのは難しかったのですが、今回の記事は常日頃からアクセス数がありコメントが毎日来る記事だったため、消えてしまったタイミングが数十分単位で確認できました。

そのタイミングに自分が何をしていたのか、ブラウザ履歴を確認すると記事の編集や作業は何もしておらず、ただ、WordPressとテーマ、プラグインの更新。なので間違いありません。

アドセンス収入も明らかに減っていたので、人気記事が数日間でも消えているなんて本当に大きな損失ですよね……。

その間に検索順位も下がってしまいそうですし。

絶対に防がなければなりません!!!

原因不明だけど対策はできる!

WordPressを更新する際は、必ずバックアップを取ること。さらに記事数を確認しておくことです!!!

これに尽きます。

私はバックアップにはBackWPupを使っています。難しくないので、最初だけきちんと方法を検索して、設定しておきましょう。

じゃあWordPressさんが口を酸っぱくして言っている通りにバックアップを取っておけばそれで解決か?というと、そうではありません。

私は元々毎日きちんとバックアップは取ってたので、そこについては問題ありませんでした。

そう、記事が消えてしまったことに気が付く必要がありますよね!

投稿数、固定ページ数、自分が使用しているカスタム投稿数を確認して控えておきましょう。

ローカル環境がある人は

さらに私の場合は、毎回記事が消えてしまってもとっても楽だったのが、ローカル環境(PC)内に常にコピーサイトが存在していたからです。

あれ?記事減ってない?って思ってローカルのサイトを確認すると、確かに記事が消えているし、どの記事が消えたのかもわかります。

あらかじめ本番環境のサイトのデータベースのバックアップをローカルサイトにそのまま突っこんでいたので、そこから記事をエクスポート&インポートすれば完全に元通りでした。

でもまあ、ゴリゴリにカスタマイズでもしていない限りローカル環境なんて作っていないと思うので、その場合の対策方法もお教えしておきます。

WordPress更新の際に記事がもし消えても復活させる方法

この場合、バックアップと復帰のさせ方がちょっと特殊です。

どのサイトにも滅茶苦茶しつこくプラグインでバックアップ取れ!それで復帰しろ!と書いてあると思うのですが、今回のように更新はしたいけど忽然と数記事だけ消えた場合にWordPressを元の状態に復帰させるのは正しい対処法ではないですよね。

データベースの管理画面に直接入って作業するよ!簡単だよ!と言う人はそれでいいんですが、あまりそういう人もいないと思うしリスクも大きいので、下記の初心者向け方法を使いましょう。

データベース全体のバックアップは勿論ですが、問題の数記事の復帰を簡単にするためにはWordPress更新の前に、記事のエクスポートファイルを作っておきます。

WordPressには標準機能で記事データをエクスポートし、改めてWordPressにインポートして投稿する機能があります。

メニューのツールからエクスポートを選択して、消えたら困る投稿タイプを選択し、エクスポートファイルをダウンロードします。

この際、出来ればすべてのコンテンツではなく個別の投稿タイプごとに作業を行ってください。

(このとき、ダウンロードしたファイルがどの投稿タイプのファイルかがわかるように、ファイル名を変更しておきましょう。)

なぜかというと、すべてのコンテンツにするとデータ量が膨大になり、アップロードする際にトラブルが起きやすいからです。もしトラブルが起きた場合の、原因の特定も難しくなります。

なので、あらかじめ控えておいた記事数と確認をして「あれ、記事数減ってる?」となった投稿タイプでのみインポート作業を行えるようにしておきましょう。

もし投稿が消えていたら、ツールインポートから、WordPresインポーターの実行を選択します。

そこで該当の投稿タイプのエクスポートファイルをアップロードし、そのまま詳細はいじらずにアプロードしてインポートをすれば完了です。

(投稿者情報は同じサイトのデータのインポートでは書き換える必要はないので何も設定せずそのままでOK。画像は通常残っているので、添付ファイルのインポートも必要ありません。)

その際、別に消えていない投稿に関してはちゃんとアップロードをスキップしてくれるので、消えてしまった記事だけがインポートされます。これだけの作業で完全元通り。一応記事の確認をして、一件落着です。

エラーが発生する場合

インポートするファイルをアップロードした際に、以下のエラーが発生する場合があります。

エラーが発生しました。
ファイルが空のようです。中身のあるファイルをアップロードしてください。このエラーは php.ini ファイルでアップロードができない設定になっているか、php.ini 内で post_max_size が upload_max_filesize よりも小さく設定されているために発生している可能性もあります。

記事数が多い場合や画像などでデータが重い場合に起こります。

エクスポートファイルを間違えていない場合に、ここで書いてあるのは、サーバーの設定で〇〇M以上のファイルはアップロードできないよ!っていうことです。

使用しているレンタルサーバーの方で、PHP.ini設定ができるところを探し、ここに書いてある通りに post_max_size のところを変更しましょう。

大抵は30Mくらいになっているはずです。自分がインポートしようとしているファイルサイズまで上限を上げてください。(この作業後、設定は元に戻した方がいいかも。)

レンタルサーバーで出来ない場合は、FTPソフトなどが必要となりちょっと面倒臭いので、他の方法を検索してください。

wordpress post_max_size 変更

または、データベース全体のバックアップを利用して通常の復帰方法をしましょう。

WordPress バックアップ 復元

まとめ:WordPress更新の際の作業

投稿が消えたことがあるよという方、WordPress更新の際は、ちょっと面倒くさいけど必ず以下の作業を行ってください!

  1. データベースとファイルなどの通常のバックアップをきちんととる
  2. 各投稿タイプの現在の投稿数を控えておく
  3. 各投稿タイプのエクスポートファイルをダウンロードして、ファイル名を投稿タイプごとに変更
  4. WordPressを更新
  5. 投稿数を確認し、減っていたらその投稿タイプのエクスポートファイルをインポート

以上です!

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Posted by さや